2013年9月30日

[購入時期]スタッドレスタイヤへの交換、履き替えに適正な時期はいつ?初雪時期と合わせて考えてみた


つい先日までの猛暑が嘘のように日に日に涼しくなってきてる今日このごろ、
タイヤ業界ではすでにスタッドレスタイヤの動きが活発になってきている。

まだ9月の末だと言うのにメーカーではかなりの数の在庫を用意しているし、
販売している店舗にもちらほら出荷をし始めている。

今回は、そんな冬用タイヤ、スタッドレスを購入するのに適切な時期を考えてみた。


日本国内主要都市における初雪および終雪の平年値
(1981 - 2010年、気象庁、観測地点は2012年時点)

地方場所初雪終雪備考
北海道
稚内10/2205/02観測が行われている地点では最も初雪が早い。
網走10/3105/09観測が行われている地点では最も終雪が遅い。
札幌10/2804/19-
東北仙台11/2404/07-
北陸新潟11/2403/30-
北陸金沢11/2903/28-
甲信越長野11/2104/06-
関東東京01/0303/11-
東海名古屋12/2003/07-
関西大阪12/2203/11-
中国広島12/1103/11-
九州
福岡12/1503/05-
宮崎01/2102/07観測が行われている地点では最も初雪が遅く、終雪が早い。
鹿児島01/0502/16-
沖縄那覇なしなし観測開始以来雪が観測された事がない。




スタッドレスタイヤってどんなタイヤ?

そもそもスタッドレスタイヤとはどんなタイヤか。
単純に言えば雪や氷の上でしっかりと使うことができるタイヤだ。

「しっかりと使える」というのはすなわち、タイヤの四大機能のことだ。
細かく言うと下記のようになる。

  • 車体の荷重を支える(荷重支持機能)
  • スムーズに走り、ちゃんと止まる(制動・駆動機能)
  • 自由に曲がる(進路保持機能)
  • 乗り心地の快適さを保つ(緩衝機能)


雪が積もっていたり、凍っていたりするような冬の厳しい路面環境でも使えるタイヤだ。






スタッドレスタイヤを購入する時期と初雪の時期

そんなスタッドレスタイヤだが、意外と購入の時期がわかりづらい。

まだ早いまだ早い、と思っていたら突然雪が降ってきて、あわてて買いに行く、
なんてことがよくあるようだ。ただ、雪が降ってから買いに行くと同じように
あわてて購入に来ている人々で店は混んでいるし、
サイズの合ったタイヤの在庫は無いしで困ってしまうということもある。


参考までにヨコハマタイヤがサイト上で紹介している、
ユーザーのスタッドレスタイヤ購入検討開始時期は下図のようになっている。




ヨコハマタイヤ 「冬の安全運転」お役立ちデータ

このデータはちょっとあいまいで、集計している地域も
対象が個人か法人かもわからないので正確には言えないのだが、
どうやらピークは10月くらいだということだけはわかる。

これは正直私が予想しているよりも若干早かった。
関東の平野部に住んでいる身としては11月から12月頭くらいが
検討時期というイメージだったからだ。


実際に各地の初雪の時期はどうだろうか。
調べてみると下記のようなデータをみつけることができた。

日本国内主要都市における初雪および終雪の平年値
(1981 - 2010年、気象庁、観測地点は2012年時点)

地方場所初雪終雪備考
北海道
稚内10/2205/02観測が行われている地点では最も初雪が早い。
網走10/3105/09観測が行われている地点では最も終雪が遅い。
札幌10/2804/19-
東北仙台11/2404/07-
北陸新潟11/2403/30-
北陸金沢11/2903/28-
甲信越長野11/2104/06-
関東東京01/0303/11-
東海名古屋12/2003/07-
関西大阪12/2203/11-
中国広島12/1103/11-
九州
福岡12/1503/05-
宮崎01/2102/07観測が行われている地点では最も初雪が遅く、終雪が早い。
鹿児島01/0502/16-
沖縄那覇なしなし観測開始以来雪が観測された事がない。


だいたいの雪が降る時期を知っていればあらかじめ備えることができるはずだ。

基本的には初雪が降る一ヶ月以上前にはスタッドレスに履き替えておいたほうが良いだろう。
例えば、東京であれば遅くとも12月頭までには履き替えておきたいところだ。



スタッドレスは履いてすぐに性能が出るわけではない

新品のタイヤは販売まで時間がかかることを想定しし使用開始までに変質しないよう、
外側と内部は構造が異なっている。これはノーマル(夏)タイヤでもスタッドレスでも同じだ。

そのため、タイヤは装着してその外側の部分をすり減らして本来のパフォーマンスを発揮するまでに
約100kmの走行が必要だといわれている。


また、ホイールとタイヤの嵌合部が馴染んで、安定するためにも同様の距離が必要だということだ。

つまり、およそ100kmの慣らし走行を終えてから本番の降雪を迎えるように
あらかじめ使用しておくのが望ましい。



ただし、スタッドレスタイヤは磨耗しやすい

スタッドレスは滑りにくくするために通常の夏タイヤよりも柔らか目のゴムが利用されている。
そのほうがよりひっかかりができ、摩擦抵抗も増えるので雪や氷に強くなるからだ。


それは逆に摩耗によるゴムの消費の早さを生むことになる。
もし消費を気にするようであれば履き始めを遅らせたい、というのも本心である。

ただ、タイヤはゴムの劣化などを考慮すると寿命は持って3年程度だ。
これは多くの距離を走ろうとそうでなかろうと変わらない。
そう考えるとぎりぎりまで履かない、ということにあまりメリットはなさそうだ。



雪が降ってから購入しようとすると、すぐには手に入らないことも

先程もちょっとだけ触れたが、雪が降ってからスタッドレスを購入しようとすると
いろいろと不都合なことが多くなってしまう。

初雪が降るとその地域の人たちがスタッドレスを一斉に買い求めるようになる。
当然タイヤの取り合いになってしまうのだ。
しかしながらメーカーや店舗が抱えている在庫には限りがある。
店舗にタイヤが無い場合、近くのタイヤメーカーの営業所か倉庫、
もしくは物流センターから取り寄せになるが、タイヤサイズが非常に幅広い昨今では
目当てのタイヤがすぐには手に入らないことも多い。

また、混雑時には当然脱着作業にも待ちが発生し、長蛇の列となってしまう。



スタッドレスタイヤはこのような状況になる前に購入するのが懸命と言える。

早めに購入してしまうか、多くのお店は予約ができるはずなので
商品を押さえておくのもひとつの手だろう。



一年中スタッドレスじゃダメなの?

逆にわざわざ夏タイヤから冬タイヤに履き替えないで
一年中スタッドレスを履いてしまえば良いじゃないか、と考える人もわりと多くいるようだ。
いろいろなことに目をつむればそれも可能ではあるが、相応のデメリットもある。


タイヤは車のパーツの中で唯一路面に触れる部分だ。
人間で言うとよく靴に例えられる。その例えを利用して考えるとイメージがつきやすいだろう。


一年中スタッドレスで走行するということは、人間で例えると長距離を長靴で走るようなものだ。
それではとても疲れる(燃費も食う)し、運動性能は走るための靴(タイヤ)より劣るのは当然だ。
乗り心地にも影響が出る。

やはり状況に応じてタイヤは適切に履き替えたほうがよさそうだ。



スタッドレスタイヤも以前に比べ格段に性能があがってきている。
様々なメーカーから商品が出ているので迷うこともあるだろう。
いずれにしても早めの検討をおすすめする。



by カエレバ




by カエレバ

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2 件のコメント:

  1. 走行できる予想の距離はよく分かって良いですね。
    大体2年間4万キロと漠然と思っていました。
    科学的に算出させているので、信憑性すごくあります。

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    返信
    1. ありがとうございます!
      スタッドレスタイヤは買い時が難しいですよね。
      是非今後もこのブログをご覧になっていただけると嬉しいです。

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