2013年9月17日

タイヤのひび割れはこんなに危険!ひび割れの原因と対処方法

前回タイヤの残溝から判断するタイヤ交換のタイミングについて記事にした。



今回は、残溝以外でタイヤの交換時期を見極めるために
チェックすべき点のひとつである、ひび割れについてのエントリー。



タイヤのひび割れ

一番よく見かける状態不良のタイヤはこのひび割れだ。

たまにしか動かさない車や動かしても走る距離が短い車のタイヤにこの症状が現れやすい。


これはタイヤの時間劣化によるものと断定できる。

タイヤはゴムでできている。
思い浮かべやすいもので例えると、輪ゴムのイメージだ。

輪ゴムも長い間張りっぱなしにしておいた後、再度引っ張ったり戻したりすると非常に切れやすい。
これは多くの方が経験があるだろう。

タイヤのゴムも同じような性質をもっている。




空気が入った状態で長い間放置していると輪ゴムと同じくゴムが劣化してくる。
すると上の画像のようにヒビがはいってくるのだ。




なぜタイヤは劣化し、ひび割れがおこるのか

本来、タイヤは製造時に劣化防止剤が含まれる。
劣化防止剤はその名の通りタイヤが劣化するのを防いでくれる。

しかし、この劣化防止剤は時間が経つと抜けていきやすくなる。

さらに下記のような状態になると劣化を加速させる原因となる。

  1. 空気圧不足
  2. 過荷重
  3. 過度の屈伸
  4. 外部からの衝撃により局部に力が集中
  5. 薬品(つや出し剤、タイヤワックスなど)
  6. 紫外線、オゾン、熱

特に、地面と接地する面(トレッド部)ではなく、
横から見えるホイールと同じ面(サイドウォール部)に劣化が出ている場合、
空気圧不足が影響している可能性が高い。


また、特にトラブルで多いのが、5の、タイヤワックスなどの利用によるゴムの化学的劣化だ。
基本的につや出し剤やタイヤワックスなどタイヤに塗る薬品は悪い影響があると考えて良い。


6に紫外線、熱とあるが、暑いところではタイヤの劣化防止剤が
早く抜けやすくなるという特徴がある。


例え話ではあるが、砂漠の70℃でタイヤを保管した場合、
2、3週間で劣化防止剤の油は抜けきってしまうという。


ヒビが入るとどうなるか

極度にヒビがはいったタイヤで走行すると、
最悪の場合、タイヤがバースト(破裂し、走行不能の状態になる)することもある。



タイヤにヒビが入るとヒビの部分からゴム中に水が入る。
入った水はタイヤの内部に張り巡らされているスチールワイヤーを錆びさせることになる。

ワイヤーが錆びつくとそこからタイヤが剥離し、
薄い部分ができ、走行中に圧がかかるとバーストへとつながる。


特にサイドウォールはタイヤの荷重を支えている大事な部分でありながら
薄い構造になっているためその影響を受けやすい。注意が必要だ。




事実、高速道路におけるJAFロードサービスの出動理由ワースト1が「タイヤのパンク、バースト、エア不足」という事実


JAFによると高速道路におけるJAFロードサービスの出動理由ワースト1は、断トツで「タイヤのパンク・バースト・空気圧不足(31.49%)」とのこと

JAF:平成24年度のロードサービス救援依頼内容

タイヤは走行していると地面との摩擦により熱が発生する。
その熱によりタイヤの内部の空気は膨張することになる。
空気圧が上がるとバーストの危険性も非常に高まるというわけだ。

高速道路はその摩擦熱も高くなりやすいため、特に注意をする必要がある。



また、梅雨時期にひび割れたタイヤで走行し、
雨をたっぷり吸ってから夏の暑いアスファルトを走ると非常に危険というわけだ。


お盆の帰省ラッシュ時に高速道路の路肩で立ち往生してしまっている車を
たまに見かけるが、その原因の多くは上記のような理由だといわれている。




タイヤの正しい保管方法

ここまで記載した通り、タイヤは直射日光、紫外線、雨水、オゾン、油、熱等を嫌う。
もし保管しておく場合は、暗く涼しいところに空気を抜いて置いておくと良い。

ちなみに、保管の際の空気圧は通常時の3分の2程度が良いと言われている。

  1. 直射日光は避ける
  2. 水が入らないよう、雨に濡れない場所に
  3. 油や水が付いたり、傷や変形のおそれのある場所には置かない
  4. 発電機や、バッテリーのそばには置かない





タイヤは安い買い物ではない。
消耗品であるタイヤだからこそ、大切かつ適切に扱い、
できる限り長く使えるように気を配ると良いだろう。


by カエレバ


by カエレバ


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